20世紀西洋人名事典 「O.ドゥーン」の解説
O. ドゥーン
Olav Duun
1876 - 1939
ノルウェーの小説家。
ノルウェー第2の国語であるランズモルを駆使した今世紀の代表的作家で、大地に根を張って生きる農民像に理想的な生き方を探し求めた。代表作「ユービクの人々」6巻(1918年〜23年)は農民家族の100年にわたる大河小説。他に3部作「同胞」(’29年),「人間と力」(’38年)等。大衆と個人、進歩と伝統をテーマとして、自然や人物の描写に優れている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報