20世紀西洋人名事典 「P.ベルナイス」の解説
P. ベルナイス
Paul Bernays
1888.10.17 - 1977
スイスの数学者。
元・チューリヒ工科大学臨時教授。
ロンドン(英国)生まれ。
数理論理学と集合論に関する部分に不朽の業績を残す。数学、哲学、理論物理をゲッティンゲン大学などで学び、1912年ピカールの定理に関する関数論で教員資格取得。’19〜33年ゲッティンゲン大学講師、’45年チューリヒ工科大学臨時教授を経て、’50〜60年代にはペンシルヴァニア大学およびプリンストン高等研究所の招聘教授として招かれた。又、哲学雑誌「ディアレクティカ」編集委員も務めた。彼の理論には2種の対象「集合」と「類」があり、これを用いた定式化はもっとも使い易いものと広く信じられ、現代論理学の発展に大きな貢献をもたらした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報