20世紀西洋人名事典 「P.P.パゾリーニ」の解説
P.P. パゾリーニ
Pier Paolo Pasolini
1922.3.5 - 1975.11.2
イタリアの映画監督,詩人,小説家。
ボローニャ生まれ。
左翼的な詩集「グラムシの遺骨」(1957年)、小説「生命ある若者」(’55年)、「激しい生」(’59年)等を発表、映画脚本も手掛け’61年「アッカトーネ」で監督デビュー。「奇跡の丘」(’64年)、「アポロンの地獄」(’67年)、「女王メディア」(’69年)で古典に現代的息吹を吹き込んだ独自の世界をつくり、「カンタベリー物語」(’72年)でエロティシズムへ傾斜、「ソドムの市」(’75年)完成直後少年に撲殺される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報