20世紀西洋人名事典 「R.スコット」の解説
R. スコット
Renata Scott
1933.2.24 -
イタリアのソプラノ歌手。
サボーナ生まれ。
1953年ミラノでデビューし、同年スカラ座と契約。’57年マリア・カラスの代役を務め。高く評価され、以後、プッチーニ、グノーなどのオペラの主役で世界の主要歌劇場に出演。コロラトゥーラ・ソプラノから出発したが、リリックやドラマチックなソプラノの役をこなすなどレパートリーも幅広い。’67年NHKの招きでイタリア歌劇団に参加して初来日し、ドニゼッティの「ルチア」の主役を歌い、絶賛を博した。演出の分野にも進出し、87年の「蝶々夫人」は高い評価を受けた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報