20世紀西洋人名事典 「R.スピッツ」の解説
R. スピッツ
René Arpad Spitz
1887 - 1974
小児精神科医。
元・コロラド大学客員教授。
ウィーン生まれ。
ハンガリーのブタペスト大学に在学中、精神分析に興味を持ち、卒業後にS.フロイトに師事し、精神分析医となる。第一次大戦中はオーストリア軍の軍医として勤務し、戦後はウィーンやパリの精神分析の機関を経て、1938年に渡米。ニューヨークの精神分析学会に所属し、乳幼児の精神分析を行い、精神発達の研究に貢献した。’56年に引退してからは、デンバーに移り、コロラド大学の客員教授となり、’63年にはスイスのジュネーブに移り、小児精神病の治療や学会での活動、著作に専念した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報