20世紀西洋人名事典 「S.ローゼンツワイク」の解説
S. ローゼンツワイク
Saul Rosenzweig
1907 -
心理学者。
元・ワシントン大学教授。
1932年ハーバード大学で学位取得。レビン派の心理学の影響を受けて、成功・失敗の経験と記憶、選好の問題を取り扱っていたが、マァレーによる指導でパーソナリティの実験的・臨床的研究グループに参加、記憶を精神分析的な抑圧から研究を行う。ショウペンハウエルやニーチェ、ベルグソンなどの哲学者を心理学的に分析する実験的パーソナリティを作ろうとしたのが、フラストレーションの耐性及び理論を作るきっかけとなる。’49年以降、ワシントン大学の助教授・教授を務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報