情報セキュリティーに関する技術や知識を競う競技会。security contest(セキュリティーコンテスト)の略。主催はSECCON実行委員会と日本ネットワークセキュリティ協会で、日本の情報セキュリティーやプログラミング分野の人材の発掘や育成、技術の向上を目的に、2012年度(平成24)から学生あるいは22歳以下を対象に開かれている。情報セキュリティーに関する総合力を競うCTF(Capture the Flag、旗取り合戦の意)というハッキングコンテストと、セキュリティーに関したあるテーマにあわせて、プログラムを作成するプログラミングコンテストのハッカソンhackathon(ハッキングマラソンの意。参加資格に年齢制限なし)の2種類のコンテストが行われている。
CTFは世界各国で行われているもっとも有名なセキュリティー技術を競うコンテスト方式の一つである。出題形式で不正なソフトの動作や脆弱(ぜいじゃく)性を分析したり、不正アクセスの痕跡(こんせき)をたどるといった問題を解いたり、あるいは、サイバー攻撃(クラッキング)とその防御を他チームと対戦形式で競う場合もある。コンテストはこうした競技で得られるポイントの合計で争われる。
[編集部]
(2013-2-26)