SECCON(読み)セクコン

デジタル大辞泉 「SECCON」の意味・読み・例文・類語

セクコン【SECCON】[Security Contest]

Security Contestコンピューターハッキング技術に関するコンテスト日本におけるコンピューターセキュリティー技術の向上人材育成目的として、平成24年度(2012)に初開催。CTF競技で暗号・ネットワーク技術・プログラミングなどの技量知識を競う。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「SECCON」の意味・わかりやすい解説

SECCON
せくこん

情報セキュリティーに関する技術や知識を競う競技会。security contest(セキュリティーコンテスト)の略。主催はSECCON実行委員会と日本ネットワークセキュリティ協会で、日本の情報セキュリティーやプログラミング分野の人材発掘や育成、技術の向上を目的に、2012年度(平成24)から学生あるいは22歳以下を対象に開かれている。情報セキュリティーに関する総合力を競うCTF(Capture the Flag、旗取り合戦の意)というハッキングコンテストと、セキュリティーに関したあるテーマにあわせて、プログラムを作成するプログラミングコンテストのハッカソンhackathon(ハッキングマラソンの意。参加資格に年齢制限なし)の2種類のコンテストが行われている。

 CTFは世界各国で行われているもっとも有名なセキュリティー技術を競うコンテスト方式の一つである。出題形式で不正なソフトの動作や脆弱(ぜいじゃく)性を分析したり、不正アクセスの痕跡(こんせき)をたどるといった問題を解いたり、あるいは、サイバー攻撃(クラッキング)とその防御を他チームと対戦形式で競う場合もある。コンテストはこうした競技で得られるポイント合計で争われる。

[編集部]

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知恵蔵mini 「SECCON」の解説

SECCON

コンピューターのハッキング技術を競う全国大会。大会名はSecurity Contestを略したもの。優秀な情報セキュリティー人材を発掘・育成し、日本のセキュリティー技術の底上げを図るため、情報セキュリティー会社の技術者や大学教授らによる実行委員会の主催で2012年度に初めて開催された。13年度以降も継続して開催される予定。初年度は学生のみを対象としたが、次年度からは対象年齢の拡大も検討されている。サイバー犯罪の高度化により、これまで以上に専門知識のある人材が求められる中、警視庁もこの取り組みに注目しており、初年度には警察官会場に出向いて参加学生らにサイバー捜査などの仕事のPRを行っている。

(2013-2-26)

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