デジタル大辞泉
「ポイント」の意味・読み・例文・類語
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ポイント
- 〘 名詞 〙 ( [英語] point )
- ① 点。箇所。場所。また、要点。重要な箇所や場所。「チェックポイント」
- [初出の実例]「解らんポイント〔ところ〕も屡々あるが」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一二)
- ② スポーツ競技、成績などで、得点。点数。また、一般に、評価や有利になる度合を表わす数字。「ポイントカード」
- ③ トランプカードの一点札。エース。
- [初出の実例]「トランプで言えばスペードのポイントですよ」(出典:風にそよぐ葦(1949‐51)〈石川達三〉後)
- ④ 活字の大きさの単位。活字の一辺の長さを表わし、一ポイントを、日本、イギリス、アメリカなどで使われるアメリカ式では〇・三五一四ミリ、ヨーロッパで多用されるディドー式では〇・三七五九ミリとしている。→ポ〔接尾〕。
- [初出の実例]「現代の書籍の活字が九『ポイント』、八『ポイント』といふ如き小さいものになって来たのは」(出典:学生と読書(1938)〈河合栄治郎編〉読書の生理〈杉田直樹〉)
- ⑤ 小数点。コンマ。
- ⑥ 指数③を表わす単位。パーセントをいう。→指数③。
- [初出の実例]「法人の持株比率も三二年度から三九年度までは二ポイントその比率が高まっているにすぎない」(出典:法人資本主義の構造(1975)一〈奥村宏〉)
- ⑦ 線路の分かれ目に設ける転轍機(てんてつき)。
- [初出の実例]「ポイントの使用を誤りたるを覚らずして、列車を通過せしめしより」(出典:風俗画報‐二〇八号(1900)漫談)
- ⑧ ( ━する ) 猟犬ポインター種が獲物を発見した時行なう特有の動作。前肢の一方をあげ、注視する。
- [初出の実例]「一方の前脚でポイントをし乍ら耳を立てた」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の人生観)
- ⑨ 石器・骨角器の一つ。狭義には旧石器時代の石槍などをさす。押圧剥離技術により、薄く鋭利につくられ、手槍・投槍などの先端に装着され、刺突具として用いられた。尖頭器。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ポイント
point
活版印刷で使用する活字と込め物の大きさの標準単位。1ポイントは 0.013837インチ (0.3514mm) に相当し,6ポイントから 40ポイントまである。日本には古くから号数制 (初号から8号) があったが,これは活字の大きさの順序を表わすが,大きさそのものは表わさず,各号間の倍数関係も複雑で,組版上非常に不便であった。ポイント制は活字の大きさも表わすので,倍数関係も簡単にわかり,植字も便利である。アメリカ式とヨーロッパのディドー式とがあるが,日本ではアメリカ方式が採用され,本文用活字の8,9,10ポイントが最も多く使われている。
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ポイント
文字やフォントの大きさの単位。欧米で一般に使用されてきた単位で、1ポイントは約72分の1インチになる。ワープロ・ソフトや表計算ソフトなどでは、画面に表示したり印刷したりするフォントの大きさをポイント数で指定する。文字やフォントの大きさの単位には、ポイントのほかに「パイカ」(1パイカは12ポイント)、国内で使われてきた「級」(1級は0.25mm)がある。
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ポイント
(1)ヤード・ポンド法の長さの単位。1ポイント=1/6ライン=1/72インチ=0.353mm。(2)活字の大きさの単位。日英米(アメリカ式ポイント)では1辺の長さ1/72インチ=0.3514mm=0.013837インチ,仏独(ディド式ポイント)では1/6リニユ=0.3759mm=0.0149インチを1ポイントとする。
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ポイント
文字の大きさを表す単位です。本来は印刷用語で、1ポイントは約0・35ミリですが、同じポイント数でも、パソコンでは画面サイズと解像度の設定によって、画面上に表示される文字のサイズが変わってきます。また、ポインタをある場所に動かして止める(クリックなどはしない)こともポイントといいます。
⇨解像度
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報
ポイント
日本のポピュラー音楽。歌は女性アイドルグループ、Perfume。2012年発売。作詞・作曲:中田ヤスタカ。キリンのチューハイ「氷結やさしい果実の3%」のCMに起用。
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ポイント
1ダイブで行って帰ってくることを前提とした範囲内に設定された、ダイビングをするための場所のこと。
出典 ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』ダイビング用語集について 情報
ポイント
point
槍先型の尖頭器
旧石器時代末期に細石器が使われる直前に主として使用された。
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
出典 (株)デジサーフ、(株)セキノレーシングスポーツサーフィン用語集について 情報
世界大百科事典(旧版)内のポイントの言及
【活字】より
…和文活字は大きさと幅が等しいのがふつうであるが,欧文活字では幅は文字によって違っている。 現在,日本で使われている和文活字の大きさの系列には,JISで制定されているポイント活字をもとにしたポイント系列のほか,号数系列(号数活字),新聞活字系列の3種がある。ポイントは活字の大きさを示す単位で,日本は1ポイント=1/72インチ=0.3514mmとするアメリカ式ポイント制を採用しているが,ヨーロッパでは1ポイント=0.3759mmとするディド式ポイント制(フランスのF.A.ディドの考案による)がある。…
【石器】より
…[ハンド・アックス](握槌,握斧)様の石器が岩宿で発見され,敲打器また楕円形石器と呼ばれている。一端をとがるように加工した石器には種類が多いが,一般にその形状から尖頭器,ポイントと呼ばれ,突き刺す,切るための道具である。自然石そのままを,あるいは打ち割ったかけらを素材にし,加工が片面だけのもの(片面加工),と両面にわたるもの(両面加工)がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」