病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説
T細胞選択的共刺激調節剤
《アバタセプト製剤》
オレンシア(中外製薬)
自己注射剤です。体内で炎症が生じると炎症性サイトカインという物質が過剰に産生され、炎症を悪化させます。T細胞選択的共刺激調節剤は、関節リウマチの発症に関係するT細胞の活性化を抑制することで炎症性サイトカインの産生を抑え、関節の腫れや痛みを改善します。
アバタセプト製剤は、既存治療で効果不十分な関節リウマチに用いられます。
過敏症状(
そのほかにリンパ球減少、白血球数の変化、頭痛、睡眠障害、結膜炎、中耳炎、上気道感染、高コレステロール血症、ヘルペスウイルス感染、口内炎、肝機能異常、注射部位反応などが現れることがあります。このような症状が現れたら、医師に相談してください。
①腹部、大腿部または上腕部へ皮下注射します。医師や看護師から指示された用法・用量、投与間隔はかならず守ってください。また、同一箇所への繰り返し注射、皮膚の圧痛、挫傷、発赤、硬化がある部位への注射はしないよう注意してください。
自己注射の継続が困難な状況となる可能性がある場合は、すぐに医師に連絡してください。
②この薬に対して過敏症の病歴がある人、重い感染症がある人は、これらの薬を使用できません。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報