20世紀西洋人名事典 「T.アンゲロプロス」の解説
T. アンゲロプロス
Theodoros Angelopoulos
1935 -
ギリシアの映画監督。
アテネ生まれ。
1968年短編「放送」で映画監督としてデビューした。「再現」(’68年)を経て、三部作「1936年の日々」(’70年)、「旅芸人の記録」(’75年)、「狩人たち」(’77年)は、ギリシアの圧制と抵抗、政変と陰謀が渦巻く現代史を扱ったもので、エピソードを時間的配列で中断せずに追っていく手法などで様式的世界を作り上げている。ほかに「シテール島への船出」(’84年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報