20世紀西洋人名事典 「W.D.ミラー」の解説
W.D. ミラー
Willoughby Dayton Miller
1853 - 1907
米国の歯科医学者。
元・ベルリン大学教授。
オハイオ州生まれ。
ミシガン大学理学部に学び、エジンバラ大学、ベルリン大学に留学。後のペンシルベニア大学歯学部長トルーマン、アメリカ人歯科医アボットと交際。1877年帰国後、ペンシルベニア大学で歯科医学を修め、再度ベルリンに渡り、R.コッホのもとで細菌学の研究に従事。ベルリン大学歯科教授となる。「口腔の微生物学」(1889年)は広く知られる。歯科医学を自然科学として成立させるのに寄与し、1907年ミシガン大学歯学部長就任のため、帰国したが病死する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報