X線テレビ(読み)エックスせんテレビ(その他表記)X-ray Television

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「X線テレビ」の意味・わかりやすい解説

X線テレビ
エックスせんテレビ
X-ray Television

X線透過によって生じる像を,リアルタイムで可視像として映す装置。操作者がX線を直接に受けない場所で操作可能なように設計され,操作者の被曝線量削減,同時に多数の人が見ることができるなどの利点がある。イメージインテンシファイアビジコンとの組み合わせから固体X線検出素子を用いたデジタルX線テレビになっている。工業用と医用とがあり,医用では内科外科の診断用,治療位置の決定などに用いられる。感度の高いX線検出デバイスの発達でX線量が少なくてすむようになり,患者の被曝量も減らすことができるようになった。

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百科事典マイペディア 「X線テレビ」の意味・わかりやすい解説

X線テレビ【エックスせんテレビ】

X線による映像をテレビで観察する装置。X線蛍光増倍管とビジコンを組み合わせたものなどが使われる。放射線障害を防止し,血管消化管関節などの動態を多数の人が同時に観察できる利点をもつ。
→関連項目X線工業用テレビジョン

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