臨監(読み)リンカン

デジタル大辞泉 「臨監」の意味・読み・例文・類語

りん‐かん【臨監】

その場に行って監督監視をすること。特に、第二次大戦前、警官演説会場や興行現場に立ち会って、監視・取り締まりを行ったこと。「臨監の警官」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「臨監」の意味・読み・例文・類語

りん‐かん【臨監】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その場に臨んで、監督または監視を行なうこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「即少納言中務輔寮助以上臨監」(出典:延喜式(927)一一)
    2. [その他の文献]〔国語‐楚語上〕
  3. 特に、第二次世界大戦前、警察官などが興行や演説会などに立ち会って監視や取り締まりをしたこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「保安課と云ふを設けられ、演説劇場祭礼などへ臨監する等の事務を管掌せしめ」(出典:東京日日新聞‐明治一五年(1882)六月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「臨監」の読み・字形・画数・意味

【臨監】りんかん

出向く。

字通「臨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android