デジタル大辞泉 「トロット」の意味・読み・例文・類語 トロット(trot) 1 馬術で、常歩なみあしと駈歩はやあしとの中間の歩調。跑足だくあし。速歩はやあし。2 「フォックストロット」の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「トロット」の意味・読み・例文・類語 とろっ‐と 〘 副詞 〙① やわらかく粘り気がありそうに感じられるさまを表わす語。[初出の実例]「フ糊でも溶かしたやうにトロッとしてゐる海を」(出典:蟹工船(1929)〈小林多喜二〉四)② 眠気をもよおすさま、わずかの間浅く眠るさまを表わす語。[初出の実例]「とろっとしたと思って目を覚すと」(出典:微温(1909)〈水野葉舟〉一)③ 動きの鈍いさま、ぼんやりしているさまを表わす語。[初出の実例]「眉毛のないとろっとした眼や」(出典:青べか物語(1960)〈山本周五郎〉白い人たち) トロット 〘 名詞 〙 ( [英語] trot )① 乗馬で、馬の足並みの一つ。並歩(なみあし)と速足(はやあし)との中間の軽い駆け足。速歩。だくあし。[初出の実例]「はやり立つ馬を乗り鎮めながら〈略〉速歩(トロット)を踏ませて」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉遠雷)② 「フォックストロット」の略。[初出の実例]「トロットなどのジャズバンド」(出典:青鬼の褌を洗ふ女(1947)〈坂口安吾〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例