モンサンミシェル(英語表記)Mont-Saint-Michel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モンサンミシェル」の意味・わかりやすい解説

モンサンミシェル
Mont-Saint-Michel

フランス北西部,マンシュ県モンサンミシェル湾に浮かぶ小島本土から約 1.6km離れ,周囲約 900m。岩がちの島の中央にそびえる壮麗な修道院は8世紀建設の礼拝堂起源とし,10世紀以降ロマネスク,ゴシックルネサンスの各時代に造営されたもの。ゴシック様式回廊は特に有名。百年戦争で要塞化された。城壁内側には 15~16世紀の家並みが残る。堤防によってノルマンディー海岸と結ばれている。付近の海域潮位の差が大きい。 1979年モンサンミシェル湾とともに世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android