レタッチ(読み)れたっち(その他表記)retouch

翻訳|retouch

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レタッチ」の意味・わかりやすい解説

レタッチ
れたっち
retouch

撮影した写真などの画像データを目的にあわせて加工したり、修正したりする作業。retouchとは英語で加筆、修正をさす。画像データはコンピュータ上のアプリケーションで読み込み、作業を行う。フォトレタッチや写真編集とよぶこともある。以前は、印画紙に現像した後の写真の物理的な加工・修正作業をさしていたが、画像データの加工が一般的になってからは、もっぱらパソコンによるデータ加工をさす用語になった。レタッチに使用されるアプリケーションにはさまざまなものがあるが、プロ用としてはアドビシステムズの「Adobe Photoshop(フォトショップ)」が事実上の業界標準となっており、さまざまなプラグイン(外部プログラムによるアプリケーションの拡張機能)を使用することで、加工していることを感じさせないようなスムーズな編集を行うことができる。そのため、商業媒体に掲載される写真の多くにレタッチが施され、一般化している。

[編集部 2016年6月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「レタッチ」の解説

レタッチ

画像の色の補正や汚れの除去合成といった画像の修整や加工作業のこと。印刷写真業界ではフォトレタッチと呼ばれた。フォトレタッチソフトの代表的なものにアドビ システムズ社のPhotoshopがある。

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