出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
元良親王 もとよししんのう
890-943 平安時代中期,陽成天皇の皇子。
寛平(かんぴょう)2年生まれ。母は藤原遠長の娘。三品(さんぼん),兵部卿。和歌にすぐれ,風流,色ごのみの人として知られた。歌は「後撰(ごせん)和歌集」以下の勅撰集に20首はいっている。天慶(てんぎょう)6年7月26日死去。54歳。家集に「元良親王集」。
【格言など】侘びぬれば今はた同じ難波(なには)なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ(「小倉百人一首」)
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の元良親王の言及
【鳥羽作道】より
…古よりの名なり。元良(もとよし)親王(陽成天皇皇子,943没),元日の奏賀の声,甚だ殊勝にして,大極殿より鳥羽の作道まで聞えけるよし,李部王(醍醐天皇皇子,重明(しげあきら)親王,954没)の記に侍るとかや〉という逸話を伝えている。白河上皇により鳥羽殿が営まれてからは〈鳥羽の西大路〉とも呼ばれ,離宮へ至る表街道となり,この道を南下し淀から舟で淀川を下るコースが利用された。…
※「元良親王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 