反復説(読み)ハンプクセツ

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精選版 日本国語大辞典 「反復説」の意味・読み・例文・類語

はんぷく‐せつ【反復説】

  1. 〘 名詞 〙 生物の個体発生は、系統発生の短縮された繰返しであるという説。一九世紀の中頃、ドイツの動物学者E=H=ヘッケルにより提唱された。生物発生原則ともいう。

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最新 地学事典 「反復説」の解説

はんぷくせつ
反復説

theory of recapitulation ,biogenic law

E.H. Haeckel(1866)の提唱した原則で,「個体発生は系統発生の短縮された,かつ急速な反復であり,その反復は遺伝繁殖)および適応(栄養)の生理的な機能によって規定される」というもの。生物発生原則とも。ここにいう反復を機械的な反復と解して否定する傾向もあるが,反復説の意味は個体発生が系統発生の要点を繰り返し,概括するとともに繰り込む点にある。古生物学においては系統の復元をする際に,化石欠落を補ううえで重要な手がかりを与えている。井尻正二(1992)によると,個体発生と系統発生の類似性は,ものごとの発生が,先行段階の利用と,先行段階の規定性によって生じることにあり,それ以外の方法がないからと理解される。

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世界大百科事典(旧版)内の反復説の言及

【生物発生原則】より

…反復説recapitulation theoryともいう。ドイツの動物学者E.ヘッケルが,著書《有機体の一般形態学》(1866)の中で主張した〈個体発生は系統発生の短いくり返しである〉という学説のこと。…

※「反復説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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