大通公園(読み)オオドオリコウエン

日本歴史地名大系 「大通公園」の解説

大通公園
おおどおりこうえん

中央区にある都市公園。大通の前身である後志通は、開拓使による札幌本府建設において、市街北半の官庁地区と南半の町家地区を分つ空閑地であった。おそらく江戸で堀や広小路・空閑地を火防地と位置付けたのと同様に、大通(後志通)も火防地の性格をもっていたものと思われる。北海道庁は明治二〇年代には大通を火防地(火防帯)と位置付けて建物の建設を許可せず、同三〇年代になると公園化がすすめられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「大通公園」の解説

大通公園

(北海道札幌市中央区大通西1~12)
北の造園遺産指定の地域遺産〔第2号〕。
1909(明治42)年大通公園は1871(明治4)年、北の官地と南の民地を分け隔てる幅58間の火防線として形成された。雪まつりの会場としても知られる

大通公園

(北海道札幌市中央区)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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