女宿(読み)おんなやど

精選版 日本国語大辞典 「女宿」の意味・読み・例文・類語

おんな‐やどをんな‥【女宿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、女の奉公人などの身元を引請けて周旋する家。奉公口がないときは、一定の費用を払わせて家に置いた。
    1. [初出の実例]「近来女宿と唱、無縁もの多請に立、奉公に差出」(出典:徳川禁令考‐後集・第一・巻七・天保一三年(1842)一二月)
  3. 江戸時代、農村風習一つ農閑期、娘が集まって糸つむぎなどをしながら夜をすごす宿。情報交換を行なったり、若者達からの求婚機会を作ったりした。

うるき‐ぼし【女宿】

  1. 二十八宿の一つ。女宿(じょしゅく)和名みずがめ座の西の部分にあたる。女(じょ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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