新聞紙(読み)しんぶんし

精選版 日本国語大辞典 「新聞紙」の意味・読み・例文・類語

しんぶん‐し【新聞紙】

〘名〙
官板バタビヤ新聞(1862)文久元年八月三日「或る新聞紙にいへるは、帝即位の初めに肝要なる諸事を改革し」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三「此方(こなた)はねころんで、新聞紙(シンブンシ)を読みながら」
② 新聞②を、包装その他の用途で単に紙として見るときの語。しんぶんがみ。
※土(1910)〈長塚節〉一「戸棚から小さな古い新聞紙の袋を探し出して」

しんぶん‐がみ【新聞紙】

郊外(1900)〈国木田独歩〉二「風呂敷に包で其下を又た新聞紙(シンブンガミ)で包である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「新聞紙」の意味・読み・例文・類語

しんぶん‐し【新聞紙】

新聞1」に同じ。
「今この―を出版しあるいは政府に建白する者は」〈福沢学問のすゝめ
しんぶんがみ」に同じ。

しんぶん‐がみ【新聞紙】

新聞として印刷された紙。しんぶんし。「新聞紙を敷く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の新聞紙の言及

【新聞】より

…狭い意味では,多数の読者のために刊行される,時事についての報道,解説,評論を主とした内容とする定期印刷物をいう。つまり新聞紙newspaperのことである。1909年5月公布の新聞紙法(1949年5月廃止)第1条は〈本法ニ於テ新聞紙ト称スルハ一定ノ題号ヲ用ヰ時期ヲ定メ又ハ六箇月以内ノ期間ニ於テ時期ヲ定メスシテ発行スル著作物及定時期以外ニ本著作物ト同一題号ヲ用ヰテ臨時発行スル著作物ヲ謂フ〉と定義している。…

※「新聞紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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