碇草(読み)いかりそう

精選版 日本国語大辞典 「碇草」の意味・読み・例文・類語

いかり‐そう‥サウ【碇草】

  1. 〘 名詞 〙 メギ科多年草。北海道、本州四国の丘や山すそに生える。高さ一五~三〇センチメートル。茎は根元鱗片(りんぺん)がある。葉は長さ三~一〇センチメートルの先がとがった心臓形の小葉三枚からなり、縁に刺毛をもつ。四月頃、茎の先に淡紫色の花が数個、下向きに咲く。四枚の花弁は退化して、碇に似た長い距(きょ)をもつ。根は強壮剤とする。いかりぐさ。《 季語・春 》〔大和本草(1709)〕

いかり‐ぐさ【碇草】

  1. 〘 名詞 〙いかりそう(碇草)
    1. [初出の実例]「淫羊藿 ヤマドリグサ イカリグサ」(出典:書言字考節用集(1717)六)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「碇草」の解説

碇草 (イカリソウ・イカリグサ)

学名Epimedium grandiflorum
植物。メギ科の多年草,園芸植物,薬用植物

錨草 (イカリソウ)

学名:Epimedium grandiflorum
植物。メギ科の多年草,園芸植物,薬用植物

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