自由闊達(読み)じゆうかったつ

精選版 日本国語大辞典 「自由闊達」の意味・読み・例文・類語

じゆう‐かったつジイウクヮッタツ【自由闊達】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 度量が大きく、物事にこだわらず心のままに行動するさま。こせこせしないで自分の思うままにふるまうさま。
    1. [初出の実例]「先生の学風は時流を抜いて自由濶達であったといふことである」(出典:閑談の閑談(1933)〈吉野作造〉四)

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四字熟語を知る辞典 「自由闊達」の解説

自由闊達

思いのままにのびのびとしている様子

[活用] ―な。

[使用例] ほしいままに妄想を自分に許す瞑想の時間、ここにおいては、彼はまことに自由闊達で、空想上の伊達者であった[三島由紀夫*青の時代|1950]

[使用例] 彼らが俯向いて黙々と働く様子は、米兵の自由闊達な態度と著しい対照を示していた[大岡昇平*合本俘虜記|1952]

[解説] 「闊達」は心が広く物事にこだわらない様子。

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