ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「荷電共役変換」の意味・わかりやすい解説
荷電共役変換
かでんきょうやくへんかん
charge conjugation
        
               粒子の入替えのことをいう。ただし,π0 中間子や η 中間子などはそれぞれ自分自身に変換される。現在までの実験結果によれば,この変換に関して強い相互作用と電磁相互作用は不変であるが,弱い相互作用は不変でない。粒子とその反粒子の波動関数 (または場の演算子) をそれぞれ ψ および ψc とするとき,この変換は ψ と ψc を入替える演算である。荷電共役変換に関して,二成分ニュートリノの波動方程式は不変でないが,他の素粒子が従う波動方程式は不変である。
 粒子の入替えのことをいう。ただし,π0 中間子や η 中間子などはそれぞれ自分自身に変換される。現在までの実験結果によれば,この変換に関して強い相互作用と電磁相互作用は不変であるが,弱い相互作用は不変でない。粒子とその反粒子の波動関数 (または場の演算子) をそれぞれ ψ および ψc とするとき,この変換は ψ と ψc を入替える演算である。荷電共役変換に関して,二成分ニュートリノの波動方程式は不変でないが,他の素粒子が従う波動方程式は不変である。
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