荷電共役変換(読み)かでんきょうやくへんかん(その他表記)charge conjugation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「荷電共役変換」の意味・わかりやすい解説

荷電共役変換
かでんきょうやくへんかん
charge conjugation

量子力学において,粒子とその反粒子を入替える変換。C 変換ともいう。たとえば,電子と陽電子陽子反陽子,π+ 中間子と π- 中間子,Λ 粒子と 粒子の入替えのことをいう。ただし,π0 中間子や η 中間子などはそれぞれ自分自身に変換される。現在までの実験結果によれば,この変換に関して強い相互作用電磁相互作用は不変であるが,弱い相互作用は不変でない。粒子とその反粒子の波動関数 (または場の演算子) をそれぞれ ψ および ψc とするとき,この変換は ψ と ψc を入替える演算である。荷電共役変換に関して,二成分ニュートリノの波動方程式は不変でないが,他の素粒子が従う波動方程式は不変である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む