萱野三平(読み)かやの さんぺい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「萱野三平」の解説

萱野三平 かやの-さんぺい

1675-1702 江戸時代前期の武士
延宝3年生まれ。播磨(はりま)(兵庫県)赤穂(あこう)藩士。江戸で藩主浅野長矩(ながのり)につかえて中小姓となる。元禄(げんろく)14年長矩の刃傷(にんじょう)事件がおこると,早水(はやみ)藤左衛門とともに赤穂へ急報。父重利の反対で仇(あだ)討ちに参加できず,元禄15年1月14日自刃(じじん)した。28歳。歌舞伎仮名手本忠臣蔵」の早野勘平のモデル。名は重実(しげざね)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android