蜜人(読み)みつじん

精選版 日本国語大辞典 「蜜人」の意味・読み・例文・類語

みつ‐じん【蜜人】

〘名〙 自然に、または人工を施すことによって、死体のいつまでも原形をとどめているもの。みちひと。ミイラ
浮世草子・古今堪忍記(1708)三「異国にも蜜人となる人ありて、彼国の詞には木乃伊と云とぞ」

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普及版 字通 「蜜人」の読み・字形・画数・意味

【蜜人】みつじん

ミイラ。〔輟耕録、三、木乃伊〕回回(ふいふい)の田地に、年七の老人り。自ら身して衆を濟(すく)ふ(こと)を願ひ、えて飮せず。惟だ身を澡(あら)ひ、蜜を啖(くら)ふ。を經て、(べんでき)皆蜜なり。にして死し、~仍ち滿たすに蜜を用(もつ)て(ひた)す。~百年を俟(ま)ちて封を(ひら)けば、則ち蜜劑なり。~俗に蜜人と曰ひ、番には木乃伊と言ふ。

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