隊長(読み)タイチョウ

精選版 日本国語大辞典 「隊長」の意味・読み・例文・類語

たい‐ちょう‥チャウ【隊長】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 軍隊で、一隊の兵の指揮権を持つもの。連隊長、大隊長の類。
    1. [初出の実例]「凡私家不皷〈略〉軍幡〈謂〈略〉幡者、旌旗惣名也、将軍所載曰纛幡、隊長所載曰隊幡〉」(出典令義解(833)軍防)
    2. 「予備、後備の軍籍に在らさる下士以下の軍人、軍属に対し令状を発したるときは其所属の長官又は隊長に令状を示す可し」(出典:刑事訴訟法(明治二三年)(1890)八一条)
  3. ある目的で何人かが集まった一団の長、一隊のかしら。隊伍の長。
    1. [初出の実例]「不如法は吏士の罪ぢゃほどに隊長をきらんぞ」(出典:史記抄(1477)一一)
    2. 「其時分の僕は随分悪もの食ひの隊長で、蝗、なめくじ、赤蛙抔は食ひ厭きて居た位な所だから」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六)
    3. [その他の文献]〔史記‐孫子伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「隊長」の読み・字形・画数・意味

【隊長】たいちよう

隊伍の長。

字通「隊」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む