頭蓋内出血(読み)トウガイナイシュッケツ(その他表記)intracranial hemorrhage

日本大百科全書(ニッポニカ) 「頭蓋内出血」の意味・わかりやすい解説

頭蓋内出血
とうがいないしゅっけつ
intracranial hemorrhage

頭蓋(とうがい)内にみられるすべての出血の総称であり、出血の部位により硬膜下出血、くも膜下出血、脳室内出血、脳実質内出血に分けられる。なお、医療現場では頭蓋を頭蓋(ずかい)とよぶこともある。頭蓋内では、塊状出血の形をとる場合は、頭蓋内血腫(けっしゅ)ともよばれ、血腫が物理的に周囲を圧迫すること(Mass effect)が、二次的な障害をおこす。

 硬膜下出血、くも膜下出血などは分娩(ぶんべん)損傷としておこり易い。

[仁志田博司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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