顕官(読み)ケンカン

精選版 日本国語大辞典 「顕官」の意味・読み・例文・類語

けん‐かん‥クヮン【顕官】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制の実務官職のうち、特に重要とされたもの。外記、史、式部丞、民部丞、左右衛門尉など。
    1. [初出の実例]「臣弟少外記愛成身居顕官、才亦可用」(出典菅家文草(900頃)一〇・為大学助教善淵朝臣永貞請解官侍母表)
  3. 地位の高い官職。重要な官職。権官。⇔微官
    1. [初出の実例]「自今以後、内外官人、立身清謹処事公正者、所司審訪、授以顕官」(出典:続日本紀‐天応元年(781)六月戊子)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む