デジタル大辞泉
「飲酒」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おん‐じゅ【飲酒】
- 〘 名詞 〙 ( 「おんしゅ」とも )
- ① 酒を飲むこと。特に、仏教の五戒などの一つとしての飲酒(いんしゅ)。
- [初出の実例]「五戒而化二法界一 謂二一不殺生二不偸盗三不邪婬四不妄語五不飲酒一也」(出典:万葉集(8C後)五・悲歎俗道仮合即離易去難留詩序)
- 「祇陀末利(ぎだまつり)のごとくならば、飲酒(ヲンジュ)の戒は有べからず」(出典:洒落本・猪の文章(1753))
- [その他の文献]〔優婆塞五戒威儀経〕
- ② 「おんじゅかい(飲酒戒)」の略。
- [初出の実例]「素湯(さゆ)ではしのぎかね、おんしゅは破って寝酒は少しずつたべ申す」(出典:浮世草子・万の文反古(1696)五)
いん‐しゅ【飲酒】
- 〘 名詞 〙 酒を飲むこと。おんじゅ。
- [初出の実例]「君王今沛公(はいこう)と飲酒(インシュ)す」(出典:太平記(14C後)二八)
- [その他の文献]〔易経‐未済卦〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「飲酒」の読み・字形・画数・意味
【飲酒】いんしゆ
酒を飲む。さかもり。〔史記、項羽紀〕宋義~乃ち其の子宋襄を
はして、齊に相たらしめ、身づから之れを
りて無鹽(地名)に至り、飮酒高會す。字通「飲」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の飲酒の言及
【癌】より
…プロモーション効果は可逆的でありうるからである。 飲酒も発癌の危険を増加させる。アルコール自体は癌原物質ではないが,地方によっては,アルコール中にニトロサミン等癌原物質が混入していることがある。…
【膵炎】より
…そのほかに,糖尿病や消化吸収障害による便通異常などもみられるが,日本では欧米などでみられるような脂肪便をきたすほどの例は少ない。原因としては飲酒が最も重視されており,エタノールとして毎日120ml以上,日本酒に換算して連日3~4合以上を10年以上飲みつづけると,他臓器の障害とともに膵臓に不可逆性の障害を生じる危険性があると考えられている。ただ,大酒家のすべてがアルコール性慢性膵炎となるわけではなく,その発生には先天的要素も少なからず関与しているものと思われる。…
※「飲酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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