高山草原(読み)コウザンソウゲン(その他表記)alpine meadow; alpine mat

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精選版 日本国語大辞典 「高山草原」の意味・読み・例文・類語

こうざん‐そうげんカウザンサウゲン【高山草原】

  1. 〘 名詞 〙 高山帯に発達する草原。高山植物からなり、しばしば美しいお花畑をつくる。低地草原に対していう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高山草原」の意味・わかりやすい解説

高山草原
こうざんそうげん
alpine meadow; alpine mat

山岳の森林限界以上の高山帯に発達し気候的極相を示す草原 (→お花畑 ) 。日本中部では標高約 2500m以上,年平均気温がだいたい0℃以下の地域に生じる。多くは多年生で,冬の凍結,夏の強烈な日光,乾燥に耐え,葉や茎に毛をもち,長い根をもつものが多い。夏の3ヵ月ぐらいの生育期間に一斉に開花して美観を呈する。岩石地,砂礫地には乾性高山草原が発達し,コマクサ,ミヤマコゴメグサ,チシマギキョウイワウメオンタデなどが生え,ガンコウラン,ツガザクラ,コケモモのような小低木が交る。水分が多く土壌が発達したところには湿性高山草原が発達し,ハクサンコザクラ,チングルマ,コバイケイソウなどが生じる。

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