ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「森林限界」の解説
森林限界
しんりんげんかい
forest line
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高木林の分布する限界線をいう。極地、高山においては低温によって森林限界ができ、熱帯では乾燥地帯に向かって森林限界ができる。森林限界は、ほかに崩壊、強風、雪崩(なだれ)、洪水、硫気孔、海岸などの局地的、土地的な条件によっても形成される。一般に湿潤気候下では森林限界は明瞭(めいりょう)な線として認識できるが、乾燥気候下では森林から開放的植生域への移行は漸変的である。日本の山岳における森林限界は、針葉高木林(シラビソ、トウヒなど)と針葉低木林(ハイマツ)との間に森林限界があると考えるのが一般的で、本州中部でのその境界は2500メートル付近となる。しかし、高木林あるいは森林の定義によっては、ミヤマナラや丈の高いハイマツ群落は森林限界内のものとも考えられる。
[大場達之]
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…環境が変化して樹木が生育できなくなる限界線では,急激な移行のみられる場合もあるが,幅のある移行帯を生じることが多い。まず高木が生育できる微環境が全体的ではなくなり,不均一で限られるようになり,森林が成立しなくなる(森林限界)。ついで高木の生育できる微環境がなくなって,低木と疎生した直立状の高木が存在する地帯から,高木限界を経て,矮性(わいせい)状の低木のみが生育する地帯となる。…
※「森林限界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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