黒物(読み)クロモノ

精選版 日本国語大辞典 「黒物」の意味・読み・例文・類語

くろ‐もの【黒物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 禁中の女房詞。
    1. (イ) ( 底が煙にすすけて黒いところから ) 鍋をいう。〔今川大双紙(15C前)〕
    2. (ロ) ( 塩を「白物」というのに対して ) いりこ、雑魚(ざこ)をいう。
      1. [初出の実例]「御ちの人くろ物まいらるる」(出典:御湯殿上日記‐文明一〇年(1478)八月六日)
  3. くろこう(黒鉱)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む