イビデン(英語表記)IBIDEN CO.,LTD.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イビデン」の意味・わかりやすい解説

イビデン
IBIDEN CO.,LTD.

電子部品中心の化学会社。1912年揖斐川電力として設立。当初は揖斐川水力発電と電気供給を行なっていた。1917年カーバイド(炭化カルシウム)の生産・販売を開始。1918年揖斐川電化工業,東海電化工業,日本電気製鉄所の 3社を合併し,社名を揖斐川電化に変更。1919年日本電気黒鉛を合併,カーボン製品の生産・販売を開始。1921年揖斐川電気に変更。1940年揖斐川電気工業に改称。1942年電気供給事業を廃止して電気化学工業転換以後プリント配線板などの電子部品,セラミックファイバなどに多角化。1982年現社名に変更。アメリカ合衆国の半導体メーカー,インテル向け ICパッケージの事業などが拡大した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「イビデン」の解説

イビデン

正式社名「イビデン株式会社」。英文社名「IBIDEN CO., LTD.」。電気機器製造業。大正元年(1912)「揖斐川電力株式会社」設立。昭和15年(1940)「揖斐川電気工業株式会社」に改称。同57年(1982)現在の社名に変更。本社は岐阜県大垣市神田町。電子部品製造会社。パソコン・携帯用ICパッケージ供給で世界トップクラス。発祥電力会社草創期には鉄道運営も。東京証券取引所第1部・名古屋証券取引所第1部上場。証券コード4062。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android