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サイレント映画 サイレントエイガ

5件 の用語解説(サイレント映画の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

サイレント‐えいが〔‐エイグワ〕【サイレント映画】

音声・音響を伴わない、画像だけの映画。無声映画。→トーキー

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世界大百科事典 第2版の解説

サイレントえいが【サイレント映画 silent film】

映画が1895年に誕生して数年後,はやくも〈トーキー〉や〈色彩映画〉が試作されたという記録もあるが,資本の高度化と技術的進歩によってトーキーの時代を迎えるまでの約30年間,映画は〈音〉をもたない〈サイレント映画〉であった。〈音〉をもたないこの30年の間に,映画は目に訴える映像だけの芸術,純粋に視覚的な芸術となっていった。無声映画ともいう。 現実のできごとをカメラで記録し,それをスクリーンに投影する〈動く写真〉,つまり〈実写〉から出発した映画は,初歩的な〈技術〉と〈話術〉を発見しながら各国で各様に発達した。

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大辞林 第三版の解説

サイレントえいが【サイレント映画】

無声映画。サイレント。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サイレント映画
サイレントえいが

無声映画」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サイレント映画
さいれんとえいが

画面に同調再生される音を伴わぬ映画。無声映画ともいう。映画誕生の当初は一部でレコードの同調などもくふうされたが、技術的に不完全で実用化されず、以来映画は音を伴わぬものとして固定化した。1920年代終わりごろトーキーが登場するまで、30年余サイレント映画の時代が続いた。サイレント映画といっても、映画館では上映の際、伴奏音楽を演奏し、日本などでは台詞(せりふ)や解説をつける活弁(活動写真弁士)がついたが、台詞は字幕により、自然の音は画面に映るもので暗示的に表現した。それが黒白写真的な画像効果と相まって、一種幻想的要素をも帯びるのがサイレント映画の特色であった。サイレント初期はたわいない喜劇や動きの多い活劇が大衆に好まれたが、やがてフランスで文芸映画の試みがおこり、イタリアでは史劇映画、北欧では自然の風景と人間ドラマの結合などが独自の分野として発展した。
 サイレント末期といわれる1923年ごろからは写真美的な映像表現や鋭い画面交替のモンタージュによる優れた作品が各国に生まれ、いわゆるサイレント末期の映画芸術の爛熟(らんじゅく)期を築いた。とくにドイツの幻想怪奇劇、フランスの詩的ドラマ、ソ連の革命劇モンタージュ作品には秀作が多い。アメリカでも喜劇や活劇がまず発達したが、第一次世界大戦後はヨーロッパからも監督やスターを集めてハリウッド映画を国際的なものにした。日本でもこの時期に多くの監督が登場し、個性的な表現スタイルを磨いて優れた作品を生み、芸術的水準を高めた。またフランスやドイツでは、美術などの影響もあって、超現実的な表現を大胆に試みるいわゆる前衛映画が活発につくられ、映画の可能性を大きく開こうとした。サイレント映画は、画面によって音までも表現する技術を磨き、これが優れた作品を生む力となった。また映画理論のうえでも、フォトジェニー論やモンタージュ論など独自の理論を確立した点で、サイレント映画の収穫は大きい。[登川直樹]

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世界大百科事典内のサイレント映画の言及

【トーキー映画】より

… 映画のトーキー化は,根本的な技術革新であったから,発声技術のパテント使用料,機械設備など莫大な投資が必要であり,そのため金融資本との結びつきによる映画資本の高度化を急激に促進し,映画の産業的構造を一変して,ウォール街が直接ハリウッドを支配することになった(なお,ドイツでも,映画に着目したルール地方の重工業資本がフーゲンベルク財団を通じてウーファ社を支配するという現象が起こっている)。 新しい〈音声の世界〉に適合できないスター(たとえば容姿端麗でも声の悪いスター)や監督たちは落の運命をたどり,またサイレント映画の体系を根本から書き改めなければならない一大革命であったため,演劇界から新しい人材が導入される半面,映画の初期に見られた〈舞台劇の缶詰化〉となることが危惧され,チャップリンやルネ・クレールのように,30年間にわたって開拓されてきたサイレント映画ならではの視覚芸術が破壊されることに反対する声も強かった。 トーキーの理論的基礎は,まだトーキーを製作してもいなかったソビエトで築かれた。…

【日本映画】より

…(1)長谷川一夫(1948‐52)(2)鶴田浩二(1952‐53)(3)山村聡(1952‐65)(4)岸恵子,久我美子,有馬稲子の〈にんじんくらぶ〉(1954‐66)(5)三船敏郎(1962‐ 。東京世田谷成城)(6)石原裕次郎(1963‐ )(7)三国連太郎(1963‐65)(8)勝新太郎(1967‐ )(9)中村錦之助(のち萬屋錦之介)(1968‐ )
【時代劇と現代劇】

[サイレント映画の頂点――時代劇の全盛時代]
 日本映画は1920年代後半,量産時代に入り,年間650本ほどの作品がつくられるようになった。まだサイレントの時代であり,全盛期には7000人の弁士がいたという。…

※「サイレント映画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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