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炭化カルシウム たんかカルシウムcalcium carbide

6件 の用語解説(炭化カルシウムの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

炭化カルシウム
たんかカルシウム
calcium carbide

化学式 CaC2 。慣用名はカーバイドカルシウムアセチリドアセチレンカルシウムともいう。カルシウムシアナミドを炭素とともに真空中で加熱すると生成する。無色結晶,融点 2300℃。水と作用してアセチレンを生じるので,アセチレンの原料として工業的に用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

たんか‐カルシウム〔タンクワ‐〕【炭化カルシウム】

カルシウム炭化物生石灰コークス電気炉で熱して得られる灰色の固体。水を加えるとアセチレンを発生する。石灰窒素の製造原料。化学式CaC2 カーバイド。炭化石灰

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百科事典マイペディアの解説

炭化カルシウム【たんかカルシウム】

カーバイド

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世界大百科事典 第2版の解説

たんかカルシウム【炭化カルシウム calcium carbide】

化学式CaC2。アセチレン化カルシウム,カルシウムアセチリドともいい,工業的にはカルシウムカーバイドあるいは単にカーバイドという。1891年はじめて工業的に電気炉で合成され,最初は溶接,金属切断あるいは灯火用アセチレン製造原料としてつくられたが,20世紀初めころ石灰窒素の製造が工業化されて,その原料としての需要が拡大した。さらに第1次大戦のころにはアセチレンからアセトアルデヒド,酢酸,エチルアルコールなど多くの有機工業薬品がつくられるようになり,その後急速にカーバイド工業は発展して第2次大戦後の1960年ころまで大規模な生産が続けられた。

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大辞林 第三版の解説

たんかカルシウム【炭化カルシウム】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

炭化カルシウム
たんかかるしうむ
calcium carbide

カルシウムの炭素化合物。工業的には単にカーバイドまたはカルシウムカーバイドという。酸化カルシウムコークスを電気炉中で約2000℃に加熱溶融して製造する。これは不純物を含み灰黒色を呈する。カルシウムの液体アンモニア溶液にアセチレンを通じて生じた結晶を真空中で加熱すると、純粋の無色の結晶が得られる。Ca2+イオンとC22-イオン(アセチレンからプロトンが解離して生じたアセチリドイオン)のイオン結晶。乾燥空気中では安定であるが、350℃で酸化される。窒素とは約600℃以上で反応し、カルシウムシアナミドCaCN2を生成する。水と反応してアセチレンを発生する。
  CaC2+2H2O→C2H2+Ca(OH)2
このアセチレンは有機合成用に多く用いられたが、現在では、この用途は石油を原料とする方法に置き換えられている。主要な需要は石灰窒素の製造原料および溶切断用アセチレンバーナーに向けられている。製鋼における脱硫、脱酸剤としても用いられる。[鳥居泰男]

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世界大百科事典内の炭化カルシウムの言及

【アセチリド】より

…またI族以外の金属酸化物を過剰の炭素と加熱しても生成する。カーバイド(炭化カルシウム)CaC2は代表的なアセチリドである(カーバイドcarbideは,正しくはアセチリドを含む炭化物の総称)。無色の化合物が多いが,銅(I)(赤褐色),希土類元素(イットリウム,ランタン,ニオブなど。…

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