チェレポベツ(英語表記)Cherepovets

デジタル大辞泉 「チェレポベツ」の意味・読み・例文・類語

チェレポベツ(Cherepovets/Череповец)

ロシア連邦北西部、ボログダ州都市。リビンスク貯水池につながるシェクスナ川沿いに位置し、河港を有す。14世紀にボスクレセンスキー修道院が創設されたことに起源し、交易要地として栄えた。1955年に鉄鋼コンビナートが建設され、鉄鋼業中心地になった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェレポベツ」の意味・わかりやすい解説

チェレポベツ
Cherepovets

ロシア北西部,ボログダ州の都市。州都ボログダの西約 120km,ボルガ=バルト水路の通るルイビンスク人造湖にのぞむ河港都市。ロシア有数の鉄鋼生産中心地で,ペチョラ炭田石炭コラ半島鉄鉱石原料として,1955年鉄鋼コンビナートが建設され,以後数回にわたり拡張されてきた。ほか造船,木材加工,メリヤス,縫製製靴などの工業がある。市は 1777年チェレポベツ・ボスクレセンスキー修道院の跡につくられた。教育大学がある。サンクトペテルブルグとボログダを結ぶ鉄道,ハイウェーが通る。人口 31万2311(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェレポベツ」の意味・わかりやすい解説

チェレポベツ
ちぇれぽべつ
Череповец/Cherepovets

ロシア連邦北西部ボログダ州の工業都市。人口32万4500(1999)。リビンスク貯水池に港湾を有し、ロシア北西部の鉄鋼業中心地となっている。1955年鉄鋼コンビナートが建設され、以後生産能力が拡大されている。ほかに木材加工、繊維、縫製、製靴の諸工業がある。市は、16世紀から知られるボスクレセンスキー修道院のそばにできた村から発展し、1777年市となった。文化施設としては教育大学、チェレポベツ総合博物館がある。

[中村泰三]

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