フライバイワイヤ

デジタル大辞泉 「フライバイワイヤ」の意味・読み・例文・類語

フライ‐バイ‐ワイヤ(fly-by-wire)

飛行機の操縦システムを電気的に行うこと。操縦桿そうじゅうかんペダルなどの機械的な動きを、ケーブル油圧装置を使うことで補助翼昇降舵に直接伝達する従来方式に対し、電気信号に変換して操縦システムを制御する方式を指す。FBW

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「フライバイワイヤ」の意味・わかりやすい解説

フライバイワイヤ

昇降舵や方向舵などの飛行機の舵の作動に,油圧や索による機械的な操縦系統にかえて電気信号による電気的な系統を利用したシステム。パイロット操縦桿などの操作が電気信号に変換されて,ワイヤを通して舵のところまで送られる。操縦性整備性向上,機体重量の軽減などが可能になる。エアバスA320,ボーイング777などに採用されている。
→関連項目操舵装置

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android