ブロニェフスキ(読み)ぶろにぇふすき(英語表記)Władysław Broniewski

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブロニェフスキ」の意味・わかりやすい解説

ブロニェフスキ
Broniewski, Władysław

[生]1897.12.17. プウォツク
[没]1962.2.10. ワルシャワ
ポーランド詩人。2度にわたる大戦とドイツ軍の占領を体験し,革命社会主義をたたえた。詩集風車』 Wiatraki (1925) ,『心労と歌』 Troska i pieśń (32) ,『最後の叫び』 Krzyk ostateczny (38) ,『悲しみの木』 Drzewo rozpaczające (45) ,『希望』 Nadzieja (51) ,『アンカ』 Anka (56) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブロニェフスキ」の意味・わかりやすい解説

ブロニェフスキ
ぶろにぇふすき
Władysław Broniewski
(1897―1962)

ポーランドの詩人。革命的叙情詩の代表者。プウォツコに生まれる。愛国的知識人の家に生まれ、大戦間期のポーランド左翼運動に積極的に参加、二度の世界大戦占領下の体験を通して美しいリリシズムで革命を歌い上げた。1939年当時のソ連へ移り、スターリン時代に逮捕された経験をもつ。46年帰国。詩集に『風車(ふうしゃ)』(1925)、『心労と歌』(1933)、『悲しみの木』(1945)、『希望』(1951)、『アンカ』(1956)などがある。

[吉上昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android