ペンサコラ(英語表記)Pensacola

改訂新版 世界大百科事典 「ペンサコラ」の意味・わかりやすい解説

ペンサコラ
Pensacola

アメリカ合衆国フロリダ州北西端の港湾都市。人口5万8000(1990)。メキシコ湾の支湾ペンサコラ湾に面した天然の良港をもち,漁業が盛んであったが,メキシコ湾岸の石油を利用した合成繊維化学薬品,紙製品の工業が発達し,フロリダ州西部の工業中心地となった。合衆国海軍の航空訓練基地が置かれ,軍需産業も重要である。1559年にスペイン人が最初の定住集落を建設し,その後フランスイギリス,スペインと所属が変わり,1821年に合衆国領となった。1822年市制施行。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペンサコラ」の意味・わかりやすい解説

ペンサコラ
Pensacola

アメリカ合衆国,フロリダ州北西部にある都市。メキシコ湾の北岸ペンサコラ湾北岸に位置する。地名インディアンのペンサコラ族に由来。 1516年スペイン船が到達し,1686年入植が始った。スペイン,フランス,イギリスとしばしば領有国が変ったが,1821年アメリカ領となった。南北戦争後,林業,漁業,次いで工業が発達した。現在は,商業の中心地で,製紙建材,化学その他各種の工場がある。海軍航空基地や西フロリダ大学 (1967創立) がある。人口5万 8165 (1990) 。

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