丸亀[市](読み)まるがめ

百科事典マイペディア 「丸亀[市]」の意味・わかりやすい解説

丸亀[市]【まるがめ】

香川県西部,瀬戸内海に面する市。1899年市制。土器川,金倉川の三角州平野を占め,広島,本島手島など塩飽(しわく)諸島の一部を含む。中心市街は土器川左岸にあり,1597年生駒親正が亀山築城,1658年以来京極氏の城下町として発達。江戸後期には金刀比羅(ことひら)宮への船着場として繁栄。明治以降陸軍歩兵連隊の駐屯地となった。1964年から埋立てによる工業団地が造成され,電機,化学,紡績などの工場も進出した。近年は輸送用機器,電気機械,木材が工業出荷額の上位を占める。うちわを特産。丸亀城跡,塩飽勤番所跡(いずれも史跡)がある。予讃線,高松琴平電鉄が通じ,対岸の岡山県下津井などへ定期航路がある。2005年3月綾歌郡綾歌町,飯山町を編入。111.78km2。11万473人(2010)。

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