公開買付代理人(読み)こうかいかいつけだいりにん

ASCII.jpデジタル用語辞典 「公開買付代理人」の解説

公開買付代理人

公開買付(TOB)で、買付会社株券等の買い付けを行なう場合に、買い付け対象会社の株券等の保管返還や買付代金の支払等の事務を買付会社の代わりに行なう代理人のことを指す。事務手続きを行なう公開買付代理人の人選については証券取引法で、証券会社または金融機関の中から選ぶように定めている。 最近の具体事例では、米国メルク社の公開買い付けにより萬有製薬の全株式取得での野村證券の例や、ライブドアによるニッポン放送株を巡る争奪戦で、フジテレビの公開買い付け人として大和証券SMBCが担った例が有名。今後、外資系による日本企業のM&A加速が予想され、公開買い付けの事例は増える見通しで、代理人の役割も重要になる。

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株式公開用語辞典 「公開買付代理人」の解説

公開買付代理人

公開買付(TOB)により、買付会社が株券等の買付けをおこなう場合に、買付け対象会社の株券等の保管・返還や買付代金の支払等の事務を買付会社の代わりにおこなう代理人のこと指し、証券取引法では、このような事務手続きをおこなう公開買付代理人を証券会社または金融機関の中から選ぶように定めております。

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