分子ふるい(読み)ブンシフルイ

化学辞典 第2版 「分子ふるい」の解説

分子ふるい
ブンシフルイ
molecular sieving, molecular sieve

】molecular sieving.モレキュラーシーブのような均一な径の細孔をもつ吸着剤を用い,分子形状の相違により試料成分を吸着分離する操作.モレキュラーシーブ5A(CaA型ゼオライト)による石油留分からn-パラフィン類の分離,KX型ゼオライトによる混合キシレンからp-キシレンの分離などがその代表的な例で,石油工業および石油化学工業で大規模に実施されている.【】molecular sieve.[同義異語]モレキュラーシーブ

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「分子ふるい」の解説

分子ふるい

 分子をそのサイズで分別するときに使われる樹脂や膜など.デキストラン,ポリアクリルアミド,アガロースなどが使われる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「分子ふるい」の意味・わかりやすい解説

分子ふるい
ぶんしふるい

モレキュラーシーブ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分子ふるい」の意味・わかりやすい解説

分子ふるい
ぶんしふるい

ゲルろ過」のページをご覧ください。

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