コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

デキストラン デキストラン dextran

翻訳|dextran

7件 の用語解説(デキストランの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デキストラン
デキストラン
dextran

D-グルコースの重合多糖類。ショ糖液で細菌 Leuconostoc mesenteroidesL. dextranicumを培養すると,培養液中に蓄積される。これらの細菌がもつ酵素がショ糖を分解し,果糖 (D-フルクトース) を養分とし,残基のD-グルコースのほうを重合させる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

デキストラン(dextran)

ぶどう糖で構成される多糖体。血漿(けっしょう)の代用剤にする。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

デキストラン

ブドウ糖からなる多糖類の一種。ショ糖溶液に乳酸菌の一種であるロイコノストク・メセンテロイデスを作用させるとその酵素デキストランスクラーゼによって生ずる。構造は菌株によって異なるが,D-グルコース(ブドウ糖)から成るα-1,6結合が主体でα-1,4やα-1,3の枝分れをもつものもある。
→関連項目人工血液

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

デキストラン

 α-1,6-グルカン.α1→3,α1→2の分枝もある.細菌によってショ糖から作られる.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

デキストラン【dextran】

微生物が生産する多糖類の一種。D‐グルコースのみからなり,その結合様式はα‐(1→6)結合が主体でα‐(1→4)またはα‐(1→3)結合の枝分れ構造をもつものもある。乳酸菌の1種であるロイコノストク・メセンテロイデスLeuconostoc mesenteroidesなどの細菌がショ糖を含む培地で繁殖したときに,デキストランスクラーゼによるグルコース転移反応によって生成する。細菌により作られたデキストランは代用血漿(けつしよう)として医療に用いられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

デキストラン【dextran】

乳酸菌などの細菌によってスクロース(ショ糖)から生産され、 D -グルコース(ブドウ糖)のみから成る多糖類の一。その加水分解したものを血漿けつしようの代用として利用する。また、その誘導体はラッカーやフィルムなどに利用される。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デキストラン
できすとらん
dextran

D‐グルコースの重合体で、多糖類の一種。ある種の細菌をショ糖だけを含む培養液で育てると、デキストランが合成される。分子量は、天然の状態では400万にもなる。構造はデンプングリコーゲンとよく似ており、D‐グルコースがα‐1・6結合で直鎖状につながり、ところどころにα‐1・4結合で枝分れしている。これは、デンプンやグリコーゲンがα‐1・4結合をしていて、枝分れの点がα‐1・6結合であることと対照的である。ほかにα‐1・2結合やα‐1・3結合の存在も知られているが、これらの量や種類はデキストランの起源によって異なる。
 デキストランはシロップ剤などの原料にされるほか、酸で部分的に加水分解したものは血漿(けっしょう)増量剤として知られる。日本薬局方には分子量7万5000の高分子デキストラン(デキストラン70)と分子量4万の低分子デキストラン(デキストラン40)の2種類が収載されている。[村松 喬・幸保文治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デキストランの関連キーワードグルカン多糖類糖類葡萄糖NアセチルDグルコサミンカードランキサンタンガム生体毒素微生物毒複合多糖

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

デキストランの関連情報