(読み)リン

デジタル大辞泉 「吝」の意味・読み・例文・類語

りん【吝】[漢字項目]

[音]リン(呉)(漢) [訓]やぶさか しわい
物惜しみをする。けち。「吝嗇りんしょく倹吝慳吝けんりん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吝」の意味・読み・例文・類語

しわ・い【吝】

〘形口〙 しわ・し 〘形ク〙 (歴史的かなづかい未詳) 金銭物品などを出すべきときに惜しんで出さない。吝嗇(りんしょく)である。けちである。しみったれである。
※京大二十冊本毛詩抄(1535頃)一八「物ををしうてしわい人の心ぞ」
浮世草子日本永代蔵(1688)一「腹のへるをかなしみて、火事見舞にもはやくは歩まず。しはひせんさくにとしくれて」
しわ‐さ
〘名〙

りん【吝】

〘名〙 (形動) もの惜しみをすること。けちなこと。また、そのさま。
町人嚢(1692)二「吝(リン)私欲より出、倹約天理より出」 〔論語‐堯曰〕

やひさ・し【吝】

しわ・し【吝】

〘形ク〙 ⇒しわい(吝)

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