大石橋(読み)だいせっきょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大石橋」の意味・わかりやすい解説

大石橋
だいせっきょう / ターシーチヤオ

中国遼寧(りょうねい)省南部にある営口(えいこう)地級市に属する県級市。常住人口70万4891(2010)。哈大(はだい)線(ハルビン―大連(だいれん))が通じる。マグネシウム産地として知られ、「マグネシウムの都」の異名をもつ。マグネシウム加工を主に、金属加工、機械製造、化学工業などの工場が立地する。市南西部の娘娘廟(ニャンニャンびょう)で毎年旧暦4月に行われる娘娘祭は有名。

[周 俊 2017年4月18日]

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百科事典マイペディア 「大石橋」の意味・わかりやすい解説

大石橋【だいせききょう】

中国,遼寧省遼東半島の遼東湾側基部にある都市。長大鉄路(長春〜大連)に沿い,営口市への支線を分岐する。大石橋の名は市街を貫流する淤泥河(おでいが)にかかる石橋から起こったという。付近は雑穀・綿花の産が多く,マグネサイトも産する。南西約4kmに有名な娘娘(ニャンニャン)廟がある。72万人(2014)。

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世界大百科事典(旧版)内の大石橋の言及

【営口】より

…今は紡織,機械,化学,食品,紙パルプ工業の盛んな工業都市。営口県の県治は市の東方の大石橋におかれていたが,1992年から大石橋市と改名した。米,綿,リンゴ,サクサン糸を産し,マグネシウムの豊富な埋蔵で知られ,瀋大線(瀋陽~大連)に沿う。…

※「大石橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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