コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ハルビン

3件 の用語解説(ハルビンの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

ハルビン

中国,黒竜江省の省都。漢字では哈爾浜。松花江右岸にあり,浜洲(ハルビン〜マンチュリー)・哈大(ハルビン〜大慶)・京哈(北京〜ハルビン)・浜綏(ハルビン〜綏芬河(すいふんが))・哈佳(ハルビン〜チャムス)の各鉄路が交差し,松花江水運の要衝。
→関連項目黒竜江[省]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ハルビン【Harbin】

中国,東北地区の黒竜江省の省都。面積6929km2(うち市部1637km2),人口531万(うち市部289万。1994)。ハルビンは満州語で〈網干し場〉の意。19世紀末までは松花江のほとりに数戸の漁家の居住が見られただけであった。1898年ロシア帝国東清鉄道の建設基地として以来,来住者が多く,交通の要衝として,モスクワに範をとった都市化が進み,1932年には人口38万,42年には75万人に達した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハルビン
はるびん / 哈爾浜

中国東北地区、黒竜江省南西部にある同省の省都。日本ではハルピンともよぶ。松花江(しょうかこう)中流の広大な沖積平野と洪積台地上に位置する。阿城、双城など4県級市と方正、通河など8県を管轄する。人口934万6406、市轄区人口303万7152(2000)。市区は河畔から南へ道里、道外、南崗(なんこう)、太平、香坊、動力、平房の7区に分かれる。市名の語源は女真(じょしん)語のアロチン(名誉)または満州語の「網干し場」の意といわれる。19世紀末までは小漁村にすぎなかったが、1896年ロシアは三国干渉の報酬として東清(とうしん)鉄道(いまの浜洲(ひんしゅう)・浜綏(ひんすい)鉄道)の敷設権を清から獲得し、1903年にはこれと南部支線(いまの京哈(けいこう)・瀋大(しんだい)鉄道)を完成して東北地区の経営に乗り出した。ハルビンには当初50平方キロメートル、ついで140平方キロメートルの鉄道付属地を買収して市街地とした。このため現在もロシア風の建築物が残っている。気候は1月の月平均気温が零下19.7℃、7月は22.5℃、年降水量は526.6ミリメートルで夏に集中する。周辺の農村では大豆、小麦、トウモロコシ、アワ、テンサイ、亜麻(あま)などを豊かに産し、市内ではこれらの輸送や加工が盛んに行われる。鉄道も前記のほか哈佳(こうか)・拉浜(ろうひん)鉄道が通じ、自動車道、航空路、航路も集中し交通の要衝となっている。鉱産物、林産物も各地から多種集まって、重・軽工業の発達は目覚ましく、鉄鋼、発電機、ボイラー、タービン、機関車、工作機械、化学薬品、製粉、製紙、搾油、亜麻織物、精糖などの工場が林立する。これらを支える工業、農業、林業、医学の大学や専門学校、省の社会科学院や図書館、博物館も整っている。観光地には、夏の水泳、冬のスケートによい幅約1キロメートルの松花江や、同江南岸のスターリン公園、北岸の太陽島のほか、防洪記念塔、児童公園、動物園、兆麟(ちょうりん)公園、烈士記念館などがある。特産品には漢方薬の五加参(ごかさん)、人参(にんじん)があり、角(つの)や玉(ぎょく)の彫刻、白丁香の茶筒も知られている。[浅井辰郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハルビンの関連キーワード愛琿条約黒竜江省黒竜江小興安嶺山脈東三省牡丹江満州オロチョン省都哈爾賓

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ハルビンの関連情報