太海(読み)ふとみ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「太海」の意味・わかりやすい解説

太海
ふとみ

千葉県南部、外房(そとぼう)海岸に面する鴨川市(かもわし)の一地区砂浜海岸の岡波太(おかなぶと)は花栽培や酪農が盛んな農業集落で、岩石海岸の浜波太は漁業集落である。南房総国定公園に属し、仁右衛門島(にえもんじま)、太海フラワーセンターなどの観光地のほか海水浴場があり、民宿地域としても機能している。

[山村順次]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「太海」の意味・わかりやすい解説

太海
ふとみ

千葉県南部,鴨川市南部の太平洋に面する地区。砂浜海岸の太海と岩石海岸の太海浜から成る。前者は花卉栽培,酪農,後者は漁業が盛んであったが,太海に海水浴場が整備され,太海浜には仁右衛門島やフラワーセンターがあり,民宿などが急増。南房総国定公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の太海の言及

【鴨川[市]】より

…中央部は外房に広がる商圏をもつ商店街と南房総最大の旅館街で,鴨川駅は内房線と外房線の接続点であり,駅前は外房観光のバスセンターとなっている。海岸は無霜地帯で草花の露地栽培や温室による高級花の栽培が増加し,太海(ふとみ)にフラワーセンターもある。沿岸は嶺岡山地の末端が島々となって鴨川松島の別名があり,源頼朝の伝説を伝える仁右衛門島に続く。…

※「太海」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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