デジタル大辞泉
「女気」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おんな‐げ をんな‥【女気】
〘名〙 (「おんなけ」とも)
① 女が居ることを人に感じさせるふんいき、
様子。女のけはい。おんなっけ。⇔
男気。
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉七「女気
(ヲンナゲ)の無い家だから」
おんな‐ぎ をんな‥【女気】
〘名〙 女がもっている女らしい気持。やさしい気持や繊細さ、また、感情的な心などをいう。おんなげ。おなごぎ。⇔
男気。
※
浮世草子・
好色二代男(1684)一「召遣
(めしつかい)の者もうるはしきこそよきに、女気
(キ)は
何国(いづく)も同じ」
おんなっ‐け をんなっ‥【女気】
〘名〙 「おんなげ(女気)」の変化した語。⇔
男っけ。
※彼岸過迄(1912)〈
夏目漱石〉
風呂の後「
当人の断った
通り、到底女
(ヲンナ)っ気
(ケ)のありやう筈はなかった」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報