安西篤子(読み)アンザイアツコ

デジタル大辞泉 「安西篤子」の意味・読み・例文・類語

あんざい‐あつこ【安西篤子】

[1927~ ]小説家兵庫の生まれ。中国知識を生かし、歴史物で筆をふるう。「張少子チャンシャオツの話」で直木賞受賞。神奈川県教育委員会委員、神奈川近代文学館館長を歴任。他に「千姫微笑」「義経の母」「黒鳥」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安西篤子」の解説

安西篤子 あんざい-あつこ

1927- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和2年8月11日生まれ。銀行員の父にともなわれ少女期をドイツ,中国ですごす。中山義秀(ぎしゅう)に師事。昭和40年「張少子(チヤンシヤオツ)の話」で直木賞。平成5年「黒鳥」で女流文学賞。神奈川県教育委員を3期12年つとめ,その体験から少年少女の自殺をあつかった「空白の瞬間」がある。16年県立神奈川近代文学館館長。兵庫県出身。神奈川第一高女卒。作品はほかに「千姫微笑」「義経の母」など。

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